自由主義か、保護主義か? ~オープンイノベーションと自前主義~

こんばんは、ロードローラーです。
最近は「経済は世界史から学べ!(ダイヤモンド社)」を夢中で読んでいます。

私は子供の頃から経済に全く興味がなく、社会の授業も無関心で、近年の経済の流れにとても疎い状態です。本書は「経済のことをよく知らないまま大人になってしまた方」をターゲットとしていて、ちょっぴり悔しいですが、たしかに読んでて新鮮だし楽しい内容となっています。

で、今回取り上げるのは本書で登場する次の節。


発展途上国は保護主義をとるべき
(アメリカ・ドイツ・日本の)例を見れば、発展途上国が先進工業国に転換する過程において、保護主義の採用が効果的であることが歴史的に証明できます。「自由主義か、保護主義か」という論議は、その国の経済的な発展段階によって結論が違ってくるといえるでしょう。(※抜粋)


書いてることは概ねagreeです。歴史的にもそうなってますし。

私が気になったのは、技術屋さんがオープンイノベーションまたは自前主義を使い分ける際にも似たようなことがいるのか?という点です。

手元にある既存市場に対して、自社技術による参入障壁が築けていない状態で優れた他社技術を導入してしまうと、顧客を奪われる。(発展途上国が自由主義で失敗するパターン)

優れた自社技術により、既存顧客に対して「我々にしか提供できない価値」を用意したうえで、優れた他社技術を取り入れ、さらなる付加価値向上に努めるとうまくいく。(経済競争力を身に着けたうえでの自由主義)

 

その他にも、技術屋さんにとって当てはまりそうな事例がちらほらありました

「日本とメキシコは競合分野がほとんどないから自由貿易協定がうまくいった。」⇒ オープンイノベーションも、互いの強みを生かし、弱点を補強しあう関係だと上手くいく。

「保護主義から独占市場である植民地の奪い合いに至り、最後は戦争が起きた。」⇒ 限りある市場を奪い合いコストダウンの渦に巻き込まれ疲弊する。

 

貿易も技術も、同じくビジネスという枠組みに収まっているのであれば、歴史から学ぶところは大きいですね。

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